チーム戦形式の数学コンテスト
PILAME杯は数学のコンテストですが、チームで話し合って協力しながら問題を解くことができます。休み時間の教室のような空気感で楽しみながらも高得点を目指して本気で戦うというのは、ここでしかできない経験です。高校生の皆さん、数学を通じて仲間とともに最高の青春を作りませんか。
運営チーム紹介
PILAME杯の運営は、様々なバックグラウンドの数学を愛する有志のメンバーによって構成された運営チームが行っています。メンバーの持つ実績の一部を以下に紹介します。
- 日本数学オリンピック(JMO)本選優秀賞
- アジア太平洋数学オリンピック(APMO)日本代表選手内2位
- 数学甲子園全国6位チームリーダー
- 慶應義塾大学作問サークル創設
PILAMEについて
数学教育の現状
現在、文部科学省は「主体的・対話的で深い学び」を教育目標とし、数学でも、日常生活と結び付けたり生徒間の対話を通じて考えを深めたりと教育の工夫が図られています。しかし、依然として日本の中高生の多くが数学に「苦手」「嫌い」といったイメージをもっており、十分な教育がなされていないように思われます。
数学を“遊び”に
そんななか注目すべき文化が所謂「競技数学」です。これは文字通り数学で競い合う活動であり、数学オリンピックに代表されるものです。競技数学は、学校教育における数学よりも考えることの楽しさを実感できるような問題が多いうえ、受験勉強のように将来が懸かったようなものではないため純粋に楽しむことができ、ゲームのようなものとして多くの中高生を惹きつけています。直接的に日常生活との結びつきを実感できたり数学研究の成果に繋がったりはしなくとも、中高生が数学に興味をもつ契機となるのであれば、競技数学はよき教育手段と言えるでしょう。
PILAMEが目指すもの
しかしながら現状では競技数学の世界は非常に厳しく狭いものとなっています。年に1回の数学オリンピックは予選を通過することすら多くの人には困難で、せっかく勉強しても実力を発揮する場所がありません。また、競技数学には「難しそう」といったイメージがあるせいか取り組む人の数が少なく、一緒に勉強する知り合いがいないという人も少なくありません。そこでPILAMEは、全国の中高生に競技数学を仲間とともに楽しむ機会を提供することを通して、文部科学省も掲げる教育目標「主体的・対話的で深い学び(Proactive, Interactive, and Authentic Learning)」を推進する数学教育(Mathematics Education)への寄与を目的とする事業です。事業名は、活動理念の頭文字を多少の順序変更を施しつつ並べたものです。当事業は2024年4月に始まったものであり、現在はPILAME杯の主催を事業内容としています。
PILAME代表 多部田啓